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家計と税制シリーズ

「手取りの幻想」―― その給料、本当はいくら残る?

月収・お住まいの地域・家族構成を入れると分かる、税金と社会保険料、家賃まで差し引いた「リアルな可処分所得」の試算シミュレーター。

📅 2026年9月時点の簡易モデル 出典:厚労省・国税庁の公表資料をもとにした簡略モデル 🧮 スライダー式・入力してすぐ試算
🎧

音声解説・スライド資料(AI生成)

本ダッシュボードの内容をNotebookLM(Gemini Notebook)で音声解説・スライド化したものです。
NOTEBOOKLM AUDIO
言語:日本語(自動生成・対話形式)

▼ 条件を入力する

月額給与(額面) 35万円
お住まいの地域
家族構成
住居形態
持ち家の場合は家賃の代わりに固定資産税の目安(月換算)を表示します。実際の税額は土地評価額・築年数・自治体により大きく異なります。
表示モード

▼ 試算結果

国民負担率
(税+社保 ÷ 額面)
--%
額面からの手取り
--円
家賃を引いた
自由に使えるお金
--円

▼ 額面100のうち、何にどれだけ消えるか

15%
--%
--%
--%
社会保険料 所得税・住民税 家賃(想定) 自由に使えるお金
⚠ この条件では、想定家賃だけで手取りの範囲を超えています。

▼ 生活費・教育費の目安(参考情報)

上のゲージには含まれていない、一般的な生活費・教育費のイメージです。実際の支出は世帯ごとに異なります。

世帯の生活費目安(単身世帯の消費支出平均・月額) 173,042円
出典:総務省「家計調査」2025年(令和7年)平均(単身世帯173,042円/二人以上世帯314,001円)、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(公立幼稚園・小学校・中学校・高等学校の年間学習費総額を月額換算)。上記の家賃・固定資産税とは別枠の参考値であり、シミュレーターの計算には含まれません。
構造インサイト

あなたの所得帯では、所得税よりも社会保険料(一律15%)の負担の方が重くなっています。

制度の仕組みを検証する

🔍 なぜ「減税」の実感は人によって違うのか

「年収の壁」の引き上げや控除の拡充など、「減税」と呼ばれる政策が話題になることがあります。ただし、同じ「減税」でも仕組みによって、所得帯ごとの実際の金額は大きく異なります。ここでは、その計算の仕組みを公表データに基づいて確認します。

📐 計算結果(事実)

① 所得控除10万円あたりの節税額(税率帯別)

税率5%(課税所得195万円未満)5,000円
税率10%(195万〜330万円未満)10,000円
税率20%(330万〜695万円未満)20,000円
税率23%(695万〜900万円未満)23,000円
税率33%(900万〜1,800万円未満)33,000円
税率40%(1,800万〜4,000万円未満)40,000円
税率45%(4,000万円以上)45,000円
出典:国税庁「所得税の速算表」(課税所得金額の区分・7段階)。基礎控除や給与所得控除など「所得控除」方式の減税は、控除額が同じでも適用される税率が高い人ほど節税額が大きくなるという構造上の性質を持ちます。これは制度設計そのものの性質であり、特定の政策の意図を示すものではありません。
💬 論点(意見が分かれる)

この性質への対応として、控除額ではなく減税額そのものを所得に関わらず一定にする「税額控除」方式を採用する国や制度もあります。所得控除方式と税額控除方式のどちらが望ましいかは、税制の目的(累進性の維持、事務コストなど)をめぐる論点であり、本ページは特定の結論を主張するものではありません。

📐 計算結果(事実)

② 社会保険料率の長期推移

厚生年金保険料率
1994年14.50%→2017年以降18.30%(固定)
健康保険料率(協会けんぽ目安)
2012年以降 約10.00%で推移
介護保険料率(40〜64歳)
2000年0.60%→2023年度1.82%
出典:日本年金機構・厚生労働省等の公表資料(健康保険料率は加入組合により異なるため協会けんぽの目安)。所得税の税率区分は長年ほぼ据え置かれている一方、社会保険料率は複数の制度が個別に見直され続けてきました。本シミュレーターのTab1・Tab5では、これらを合算した本人負担分の目安として一律15%を採用しています。
💬 論点(意見が分かれる)

③ 消費税の「逆進性」をめぐる論争

消費税は、低所得層ほど所得に占める消費の割合が高いため、所得比で見ると負担が重くなりやすいという「逆進性」がしばしば指摘されます(国立国会図書館の調査資料等)。一方で、消費税は消費という行為に一定税率で課される比例税であり、生涯を通じて見れば所得と消費はいずれ一致するため逆進性は緩和される、とする反論も学術的に存在します(この反論に対し、生涯所得ベースで見ても逆進性は残るとする再反論もあり、経済学者の間でも見解は一致していません)。

出典:国立国会図書館「消費税の逆進性とその緩和策」等の調査資料。そのため本ページでは、消費税減税と所得控除方式の減税を「どちらがより見せかけか」という単純な優劣ではなく、それぞれ性質の異なる分配効果を持つものとして整理しています。
⚠️ 上記はいずれも公表されている税率・統計データに基づく機械的な計算、または学術的に見解の分かれる論点の紹介であり、特定の政党・政策の是非を主張するものではありません。判断は読者自身に委ねます。

▼ 自分たちの行動で、この数字をどう動かせるか?

数字を眺めて終わらせないための「レバー」です。動かすと試算結果がどう変わるか確認できます。いずれも単純化した仮想シナリオであり、特定の政党・政策の支持や批判を意図するものではありません。

🏛️行政の無駄削減レバー

もし行政の非効率な支出を一定割合削減し、その削減分がすべて社会保険料率の引き下げに回されたら、という仮定の試算です。

無駄削減率(仮定) 0%
※実在する特定の予算項目・政策を指すものではありません。「歳出改革分が社会保険料に還元された場合」を単純化した仮想モデルで、削減率20%のとき社会保険料率が15%→12%になると仮定しています。
🗳️投票行動レバー

2022年参議院選挙の実際の投票率は、20代前半が30.75%、最も高い65〜69歳が67.25%でした(総務省調べ)。もし現役世代の投票率が最も高い年代と同水準まで上がり、子育て世帯への支援が拡充されたら、という仮定の試算です。

※特定の政党・候補者を推奨するものではなく、投票率という一変数が政策の重み付けに影響しうるという構造を示す仮想シナリオです。ONにすると「子2人」世帯の控除額が月2.5万円→5万円に拡充されると仮定します(単身・夫婦のみの世帯はこのレバーの対象外です)。
🏦iDeCo(個人型確定拠出年金)

拠出額はその月の所得から控除され、所得税・住民税が下がります。ただし拠出したお金は原則60歳まで引き出せないため、今月使える自由資金からはその分が差し引かれます。

月あたり拠出額 0円
※会社員(企業年金なし)の上限額の目安(月2.3万円)を参考にした簡易試算です。実際の上限額は勤務先の年金制度により異なります。
🎁ふるさと納税

税負担そのものを減らす制度ではなく、自己負担2,000円を除いた寄付額が翌年の税額から控除され、寄付先からおよそ寄付額の3割相当の返礼品を受け取れる制度です。

年間寄付額 0円
返礼品による家計メリット(年間・自己負担2,000円差引後の目安)0円
上記レバーを何も動かさない場合と比べた、今月の自由に使えるお金の変化
±0円

⚠️ 統計と年金システムの裏にある構造リスク

年金や物価に関する制度には、「建前(公式な説明)」と「制度設計の裏にある構造」の両方があります。感情論を排し、事実と仕組みだけを並べて見てみましょう。

建前(公式な説明)

年金制度の持続可能性を保つため、少子高齢化のペースに合わせて給付水準を自動調整する仕組みが導入されています。

制度設計の裏にある構造

「マクロ経済スライド」は、物価・賃金の伸びよりも年金の伸びを毎年一定幅だけ低く抑える仕組みです。また物価統計には、性能向上分を差し引く「品質調整」や、持ち家の家賃相当額を推計する「帰属家賃」といった調整が加えられており、これらが名目上の数字と生活実感との間にギャップを生む一因になっています。

迷ったら、まず3つのシナリオから選ぶ
※どれが「正解」と断定するものではなく、想定レンジ(0.5%〜1.0%)内の目安となる3つの参考シナリオです。選んだ後、下のスライダーで自由に微調整できます。
マクロ経済スライドによる年金の実質目減り幅(仮定・年率) 0.75%
※政府目標インフレ率を年2%と仮定し、これにマクロ経済スライドによる実質目減り分を上乗せした複合的な実質価値の低下率で試算します(実際の運用実績や将来の制度変更を保証するものではありません)。
公的年金・現金のみに頼った場合
(20年後・今の価値換算)
--円
--% 目減り
iDeCo等の自助努力分
(マクロスライドの対象外と仮定)
--円
「今できること」タブでiDeCo拠出額を設定すると表示されます
※「自由に使えるお金」を基準額とした試算です。iDeCo側は、拠出額が市場での運用に回ることで公的年金のような制度的な目減り調整(マクロ経済スライド)の対象にならないと仮定した参考値であり、実際の運用成果を保証するものではありません(元本割れの可能性もあります)。
📊 物価統計の「品質調整」「帰属家賃」とは
消費者物価指数(CPI)では、家電などの性能向上分を価格の下落として扱う「品質調整」や、持ち家に住む世帯の家賃相当額を推計して算入する「帰属家賃」が用いられています。これらは国際的にも広く採用される統計上の標準的な手法ですが、結果として公表される物価上昇率と、日々の買い物で感じる体感物価との間にギャップが生まれる一因になっています。

🧱 年収の壁2026 ―― 動く境界線

2026年は「年収の壁」が大きく動く年です。所得税の壁は2025年分の123万円から、2026年分(令和8年分)は178万円へ引き上げられました(ただし年内の給与では反映されず、年末調整でまとめて精算されます)。社会保険の壁のうち、自分自身の勤務先での加入基準となる「106万円の壁」は2026年10月に賃金要件が撤廃される予定です。一方、配偶者や親の扶養から外れる基準となる「130万円の壁」は金額自体に変更はありません(判定方法は2026年4月から労働契約書ベースに変わります)。

所得税の壁(令和8年分)
178万円
106万円の壁
2026年10月撤廃予定
130万円の壁
金額は変更なし
※106万円の壁は、勤務先の企業規模等の条件によって適用可否が異なります。150万円は19〜23歳未満の扶養親族に適用される特例基準(2025年10月から)です。
所得税の壁:どちらの基準で試算しますか
年間のパート収入(年収) 125万円
手取り額(概算)
125万円
所得税(概算)
0万円
社会保険料(概算)
0万円
※簡易モデルです。所得税は壁を超えた分に一律5%、社会保険料は壁を超えた場合に年収全体の一律15%(本人負担相当の目安)を掛けて試算しています。実際の税額・保険料率は控除の種類、加入する健康保険組合、勤務先の条件等により異なります。106万円の壁は、適用条件(勤務先の企業規模等)が個別に異なるため、本シミュレーターの試算には含めていません。
出典:厚生労働省「社会保険料率」、国税庁の税率区分等の公表資料をもとに算出した簡易モデルです。実際の税額・社会保険料は扶養状況、加入する健康保険組合、自治体等により異なります。
⚠️ 本ページは公開されている情報に基づく独立した分析・研究目的のコンテンツです。投資助言・政策提言を目的としたものではなく、内容の正確性を保証するものでもありません。数値はスライダー操作の結果を機械的に算出したものであり、特定の政治的立場や主張を含むものではありません。

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