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家計と税制シリーズ

「少額から誰でも」のはずが ―― 投資原資ゼロ層という見えない格差

「少額からでも、誰でも始められる」と言われる新NISA。しかし月収から生活費を引くと、そもそも投資に回せるお金がゼロ以下になる層がいます。年収帯別に「投資原資プール」を試算し、資産形成の入り口にある見えない格差を可視化します。

📅 2026年9月時点の簡易モデル 出典:総務省・国税庁・日本年金機構等の公表資料をもとにした簡略モデル 🧮 スライダー式・入力してすぐ試算
🎧

音声解説・スライド資料(AI生成)

本ダッシュボードの内容をNotebookLM(Gemini Notebook)で音声解説・スライド化したものです。
NOTEBOOKLM AUDIO
言語:日本語(自動生成・対話形式)

▼ あなたの「投資原資プール」を試算する

月収(額面)と世帯構成を選ぶと、社会保険料・所得税を差し引いた手取りから、総務省統計の平均生活費を引いた「投資に回せるお金」の目安を試算します。生活費は全国平均の統計値を使用しており、実際の支出は世帯ごとに異なります。

世帯構成
月収(額面) 25.0万円
年収換算:約300万円
手取り額(月)
0円
生活費(月・統計値)
0円
投資原資プール(月)
0円
生活費 投資原資プール
※この試算は、生活費の全額を本人一人の手取りだけで賄うという厳しめの前提です。実際には家族との同居・共働き・実家からの援助などで状況は異なります。社会保険料は一律15%、所得税は月収帯に応じた簡易累進(10/20/30/43%)で試算しており、控除等は考慮していません。
出典:総務省「家計調査」2025年(令和7年)平均(単身世帯173,042円/二人以上世帯314,001円・月額)。社会保険料・所得税の簡易モデルは「手取りの幻想(国民負担率シミュレーター)」と同じ計算式を使用しています。

▼ なぜ「始められるかどうか」が将来を左右するのか

📐 計算結果(事実)

同じ毎月1万円の積立でも、スタートするタイミングが5年違うだけで、複利の働き方によって最終的な資産額に大きな差が生まれます。

今すぐ開始(20年間・月1万円)
735万円
元本240万円+運用益495万円
5年遅れて開始(15年間・月1万円)
405万円
元本180万円+運用益225万円
20年後時点での差額
330万円(約1.8倍)
試算条件:eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)の過去20年年率リターン約10.2%を単純に複利計算したものです。過去の実績に基づく試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません(詳しい試算条件は関連ダッシュボード「新NISA積立×取り崩しシミュレーター」を参照)。
💬 論点(意見が分かれる)

この差はスタートが早いか遅いかだけで生まれるものであり、運用の巧拙とは関係ありません。そして上のシミュレーターが示す通り、月1万円を積み立てられるかどうか自体が、年収帯によって大きく変わります。「投資をしない」という選択の前に、「投資という土俵に立てるかどうか」という段階の格差がある、というのがこのページの論点です。この見方に立つべきかどうかの評価は、読者に委ねます。

参考:仮に月3,000円からでも20年間積み立てられれば、同じ年率想定で試算上は約220万円(元本72万円+運用益149万円)になります。少額でも「始められること」自体に意味があるからこそ、原資ゼロの層が投資の恩恵から構造的に外れやすいことが論点になります。
⚠️ 本ページは公開されている統計・税率データに基づく独立した研究・教育目的のコンテンツであり、投資助言・政策提言を目的としたものではありません。当サイトは個人による非営利の研究・教育用ポータルであり、投資助言や有料の金融コンサルティング等は一切行っておりません。数値はスライダー操作の結果を機械的に算出した簡易試算であり、特定の政党・政策の是非を主張するものではありません。
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